筋トレブームに伴い、スポーツジムに入会する人の数が増加傾向にあります。
自宅トレでは満足できず、もっと本格的なトレーニングをしたいと思う人が増えたことに比例して、ジムの数もどんどん増えています。
最近では24時間ジムやシニア向けのジムなどの、独自のコンセプトを持ったジムもありますが、どんなタイプのジムに通うのであってもマナーを守るということは非常に大事です。
公共の場での振る舞いは大人になればわきまえているつもりでも、いざジムでトレーニングするとなると自分の世界に入り込んでしまって無意識のうちに他の人の迷惑になっていることもあります。
そこで今回は、スポーツジムでのマナーについて解説していきます。
ジムでのマナーを考える
会費を払ってジムに通うからといって、好き勝手にジムを使うのはNGです。
他の人も頑張ってトレーニングしているという環境で、自分勝手な振る舞いは許されるものではなく、ジムに通う資格もありません。
以下では、ジムでのマナーについて考えていきます。
占領していないか
ジムには各種のマシンがあり、自宅には設置できないような本格的なマシンを持つジムもあります。
より質の高いトレーニングをしたいという思いから、ついつい何セットも同じマシンや器具の場所を占領してしまうことがありますが、これは避けましょう。
特にトレーニングを行ってインターバルを取る際にベンチに腰掛けたままでいたり、最悪な場合はトレーニングをしないのに器具に居座ってスマホをいじっているという人もいます。
空いている場合や、同じマシンや器具が複数設置されている場合には2~3セットくらいは連続で行っても問題ありませんが、インターバルをダラダラと取らないでテキパキと行うことが大事です。
一般ジムでのパーソナルトレーニング
筋トレブームに伴い、パーソナルトレーニングというものも人気を博しています。
パーソナルトレーニングとは、専属のトレーナーがクライアントに対してマンツーマンでトレーニング指導を行うことをいい、基本的には専用のジムに通ってトレーニングを行います。
しかし、時折、一般のトレーニングジムで勝手にパーソナルトレーニングを行っている人たちを目にします。
普通のジムでパーソナルトレーニングを行うと場所をとってしまい、また上記で解説した占領に繋がります。
ジムに会員規約で会員間のパーソナルトレーニングを禁止しているところもありますが、仮に規約にそうした記載が無い場合でも基本的にはパーソナルトレーニングは行わない、もしくはジムスタッフに確認してから行うというようにしましょう。
最近ではフリーランスのパーソナルトレーナーも増えているので、「〇〇ジムでパーソナルトレーニングをしましょう」と言われることもありますが、無断で行って出入り禁止になるという可能性もありますので、トレーナーには事前にジムの使用許可を取ったのかを確認してください。
大声を出す
筋トレをしているとテンションが高まりますし、また高重量を扱う場合にはどうしても声が出てしまいます。
声を出すこと自体は仕方ないことですが、意識的に大声を出されると周りの人はいい気分がしません。
ジム内には音楽が流れていたり、イヤホンをしてトレーニングしている人もいますが、それでも周りの人への配慮は大事です。
大声を出すことで他の人が集中できず、唸り声のような声を出せば何か異変が合ったのでは無いかと心配されてしまいます。
コロナ禍での振る舞い
コロナウイルスのパンデミックが発生していこう、密になりやすい場所としてスポーツジムは特に注意が必要となり、緊急事態宣言下では殆どのジムが閉鎖されました。
今では多くのジムが営業を再開していますが、コロナ以前とは衛生面でのルールを設けるジムも多くなっており、今までと同じ振る舞いをすることはNGとなっています。
まず当然のこととして、熱がある場合にはジムには行かないこと。
そして、ジムに行ったら消毒を行い、トレーニング中はマスクを着用することを忘れないようにしてください。
また、マシンや器具を使用したらしっかりと拭くということも大事です。
ジムによってはかなり細かいルールを設けているところもあり、やりすぎなんじゃないかと思う人もいるかとは思いますが、感染してからでは遅く、できることはすべて行うべきです。
その他のジムマナー
その他にもスポーツジムでのマナーとして気をつけるべきことはあります。
まず、ジム内での食事は避けましょう。
飲み物を飲むくらいであればOKですが、なるべくトレーニング場所で飲まずにシェイカーやボトルを設置できる棚の付近で飲むようにしましょう。
食事をするのは言語道断なので、食は事前に済ませておいてください。
また、ジム内にある器具やマシン以外の設備の使用についても注意しましょう。
ジムによってはシャワーを設置しているところもありますが、トレーニングをしないのにシャワーだけ使いに行ったり、混んでいる状況で長時間シャワーを利用するというのは他の人の迷惑になります。
ドライヤーなどの家電は大事に使い、ジム内にあるアメニティも乱暴な扱いをしないようにしましょう。
まとめ
以上、スポーツジムでのマナーについて解説してきました。
自宅では体験できないような本格的なトレーニングを行うことができる場として、スポーツジムは最高の場所です。
ついつい我を忘れてトレーニングに没頭してしまうと、他の人の迷惑をかけていることにも気づかないことがあります。
ジム内にマナーの悪い人がいた場合には、自分も同じことをしていないかどうかを確認しましょう。