AGAのタイプごとの違いと特徴

AGA

AGAの症状にはタイプの違いがあります。

どのようなタイプがあるのか、自分はどのタイプなのか理解することが大切です。

それでは、AGAのそれぞれのタイプについて紹介しましょう。

ハミルトン・ノーウッド分類

AGAの分類法としてよく知られているのはハミルトン・ノーウッド分類です。

こちらはさまざまな患者の脱毛パターンを研究してまとめられました。

全部で9つものパターンに分類されています。

 

Ⅰ型からⅦ型まであり、Ⅱ型とⅢ型にはそれぞれVertex型が存在します。

これら9種類のパターンは数字が増えるほど症状が進行していることを示しているのです。

 

Ⅰ型では額の生え際が薄くなり、M字型になってラインが後退していきます。

 

二型では、M字型の切れ込みがさらに深くなります。

Vertex型の場合は頭頂部にO字型の薄毛も見られるようになります。

 

Ⅲ型になるとM字はさらに切れ込みが深くなり、前頭部も薄くなります。

Vertex型の場合も同様にⅢ型ではさらに薄毛になります。

 

そしてⅣ型になるとM字や頭頂部の薄さがかなり目立ってしまうのです。

基本的にⅣ型以降になってしまうと治療をしても効果が下がってしまうとされています。

 

そのため、ⅠからⅢ型までの段階でAGAであることに気がついて、早めに治療をすることが大切です。

進行してしまうと薬を使ったとしても以前の正常なヘアサイクルに戻りにくくなるとされています。

AGAの簡単な分類法

AGAの症状について簡単な分類法があります。

頭を上から見たときにアルファベットのどの形に見えるかによる分類法です。

M字型O字型U字型の3タイプがあります。

 

M字型とはおでこの剃りこみの部分が後退してしまい、真上からだとM字に見えてしまうタイプです。

AGAの原因とされている5α還元酵素は頭頂部に多いとされていて、そのためにAGAが進行するとM字になりやすいと考えられています。

 

O字型とは、頭頂部が薄くなってしまい、その部分が真上からだとO字に見えてしまうのです。

頭頂部は鏡でもなかなか見えにくい部分であり、周りから指摘されて初めて気がつくという人が多いです。

AGAでは頭頂部から薄くなっていくケースはよくあります。

 

おでこが全体的に後退してしまうとU字型に見えてしまいます。

U字型とさらにO字型が併発するというケースもあります。

この状態になるとかなりAGAが進行しているといえるため、治療するのには苦労するでしょう。

 

 

M字型の方が症状の進行が速いという説があるのですが、これは根拠がありません。

AGAの進行速度というのは個人差があり、M字型とO字型で根本的に違いがあるわけではないのです。

タイプごとの治療法について

AGA治療の方法は基本的にどのタイプであってもあまり変わりません。

薬によってAGAの原因となる物質の働きを抑えて、さらに薬で発毛を促進させることによって、正常なヘアサイクルに戻して髪の毛を元のように生やすという方法です。

できるだけ早めに治療を開始することが大切です。

 

また、単に薬を飲むだけではなくて、生活習慣を整えて、食生活を改善させて、ストレス解消に努めることも重要です。

生活習慣の乱れなどが原因となって薄毛が進行している可能性もあります。

シャンプーが自分の頭や髪の毛に合っていないという可能性も検討しましょう。

 

 

特に洗浄力の強すぎるシャンプーを使っていると、皮脂を取り除きすぎて乾燥しまい、脱毛症が進みやすいです。

洗浄力の弱いシャンプーを使うことによって、頭皮への刺激を抑えることができます。

 

いずれにしてもきちんと医師の指示にしたがって治療を進めることが大切です。

自己解決するのではなくてきちんとクリニックで診てもらいましょう。

まとめ

AGAは症状の進行具合によってタイプ分けすることができます。

症状がある程度進行してしまうと治療しても手遅れになる可能性があります。

そのため、できるだけ早めに治療に取り組みましょう。

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