「最近歳を感じるようになった…」ということはありませんか?
人間は必ず歳をとる生き物であり、30代に突入したあたりから年々体の衰えを感じやすくなります。
若い頃は体育会系でバリバリ体を動かしていた人も、社会に出てからはだらしない体型になったという人も少なくありません。
また、見た目とともに気持ちにもハリがなく、「もう歳だから」が口癖になってしまっている人もいます。
こうした心身の衰えに対して抵抗することことこそが、男性がいつまでも若々しくいられるポイントになります。
若造りをするのではなく、自然にアクティブな状態を作ることが理想のアンチエイジングです。
そこで今回は、お金をかけなくてもできるアンチエイジングの方法を解説します。
男のアンチエイジング
アンチエイジングとは日本語で「抗加齢」を意味し、年齢を重ねても健康な状態を維持することを意味します。
外見の若々しさはもちろん、何歳になって活発で前向きな生活を送るというのもアンチエイジングの効果です。
以下、男性が実践すべきアンチエイジングの習慣について解説します。
医学界も注目のアンチエイジング
年齢を言い訳にせず、いつまでも健康的な心身状態を維持するということに関しては医学界も注目しており、病気を治療するという観点だけでなく、病気にならない心身状態を作るという医療が見直されています。
生活習慣病を始め、高齢者特有の疾患を予防するためには、年齢を重ねてから対処するのではなく、早い段階、具体的には30代のうちから何かしらの対策をとっておくことが大事です。
生活の基本を見直してみる
今回のテーマは「お金をかけずに」アンチエイジングを実践する方法ですので、例えばエステに通うとか、高額なサプリメントを購入することによる方法ではありません。
まず、アンチエイジングを行うにあたっては、体を老化させている生活習慣をやめるというところから始めましょう。
サラリーマン男性は朝起きて会社に行き、夜帰って寝るという基本的な生活リズムがありますが、この中で見直すべき点がたくさんあります。
まず、食事内容。
これは非常に大事です。
偏った栄養バランスは老化を促進させ、またメタボリックシンドローム(メタボ)の原因になります。
検診でもメタボ診断のために腹囲を計測しますが、あなたのお腹周りはどれくらいでしょうか?
85cmを超えるとメタボと診断されますが、これに達していなくても80cm以上はあるといういわゆるメタボ予備軍の人は気をつける必要があります。
昼は揚げ物とかカップラーメン、夜は飲み会もしくは自宅での晩酌などが習慣になっている人は、まずはそこから見直しましょう。
また、飲酒喫煙、睡眠不足もエイジングを加速させる原因になります。
運動を行う
運動習慣を身につけるというのも、食習慣と同様にアンチエイジングのためには重要です。
年齢を重ねるとともに心肺機能が低下し、また筋力が落ちる傾向にあるので、これを食い止めるための運動を実践しましょう。
運動にも種類がありますが、特におすすめなのが筋トレです。
筋肉の減少は基礎代謝の低下を招き、それにより太りやすい体質になってしまいます。
昔と食べる量は同じなのに痩せない、むしろお腹が出てしまうという人は、筋肉量が低下して基礎代謝が落ちている証拠です。
筋トレといってもいきなりジムに通わなくてもOKで、腕立て伏せや腹筋、スクワットなどの基本的なトレーニングを行うだけでも効果があります。
仮にジムに通うとしても、1ヶ月に5,000円〜8,000円くらいで好きなだけ利用できるので、飲み会に回すお金をこちらに使えば予算的にも問題なく利用できます。
筋トレをして筋肉をつけることのメリットは基礎代謝だけでなく、男性ホルモンの分泌にも影響します。
男性ホルモンは男性が男性らしくいるためのホルモンのことであり、体つきやメンタリティにも影響します。
歳をとっていても若くみえる人、実年齢よりも老けて見える人の差は、男性ホルモンの量にも大きく関係しています。
男性ホルモンは肥満の人ほど少なく、筋肉の多い人ほど多い傾向にあるので、食生活を見直しつつも、是非筋肉にも意識を向けていきましょう。
自分自身と向き合う
運動にしても食事にしても、結局のところアンチエイジングを成功させるには、「いかに自分と向き合うか」が大事になります。
後先のことを考えなかったことにより、50代60代になって苦しい思いをすることになります。
今の生活が将来につながるということを意識すれば、自ずと日々の生活習慣は見直されていきます。
自分自身と向き合うにあたり大事なことは、日々の生活内容を記録すること、そして記録した内容に基づき目標を持つということも大事です。
今日何を食べた、どんな運動をした、タバコを何本吸ったなどの細かい記録をしていくことで、自分が1日の間にどんな良いことをし、悪いことをしたのかを客観的に見ることができます。
人間は記録しておかないとすぐに忘れる生き物です。
行動の記録をつける際には数値で管理することをおすすめします。
摂取カロリー、タバコの本数、お酒の量、スクワットの回数、体重などを記録していくことで目標も立てやすくなり、それがモチベーションにも繋がります。
まとめ
以上、お金をかけずにできるアンチエイジングについて解説してきました。
今回解説した内容は今日から実践できることばかりです。
まずは自分自身を見つめることがアンチエイジングのスタートです。
いきなり完璧を目指すのではなく、できることからはじめていきましょう。