ここ数年、飲む日焼け止めを飲む人が増えてきました。
筆者も愛用しているのですが、まだ試したことのない方は、
紫外線からの防御反応である日焼けを止めてしまっても大丈夫?
口に入れていい成分なの?
本当に効果はあるの?
など、疑問は尽きませんよね。
今回は次世代のUVケアである飲む日焼け止めについて詳しく解説していきます。
飲む日焼け止めの仕組み
紫外線は皮膚内部までダメージを与え、可視光線と結びつくことにより肌の老化の原因である活性酸素を皮膚上に生み出します。
肌が炎症することにより、その紫外線への防御反応としてメラニン色素が作られ日焼けをします。
では、飲む日焼け止めはどのように日焼けを防ぐのかといいますと、強い抗酸化作用と抗炎症作用によるものになります。
活性酸素を適切な量まで減らし、日焼けの元となる炎症を抑えるため、結果として防御反応である日焼けをせずに済むという仕組みです。
つまり、日焼けに強い身体作りをするサプリメントということになります。
安全性は大丈夫?
飲む日焼け止めは美容皮膚科で販売されていますが、薬ではなく植物や果実の成分を抽出したサプリメントになります。
欧米では製品化から15年以上経過していますし、食品でもあるものから抽出されたものですので、安全性の高いものとなります。
ただし、植物由来であってもアレルギーがないわけではありません。
代表的な飲む日焼け止めには、アレルギーを持っている方が比較的多いシダ植物が使われているものもありますし、野菜や果物が含まれているものも多くあります。
抗酸化作用のある食品は多くあり、飲む日焼け止めに使われている原料は商品によって大きく異なりますので、商品を選ぶ際には成分表をよくみてアレルギーに該当する原材料が無いか注意してください。
効果はどれくらいあるの?
抗酸化作用が強い直物は多く有効な成分は数多くありますが、飲む日焼け止めには、ポリポディウム・リュウコトモス(シダ植物)、シトラス、ローズマリー、パイナップル、トマトなどがよく使われています。
特に、代表的な成分は、ホンジュラス原産のシダ植物ポリポディウム・リュウコトモスから抽出された「ファーンブロック」と、
スペイン産のシトラスとローズマリーから抽出された「ニュートロックスサン」になります。
このふたつの成分は、臨床試験もおこなわれており効果の確認されている成分。
毎日250mgのニュートロックスサンを飲み続けた場合には、2ヵ月で34%、3ヵ月で56%の紫外線防護作用が確認されています。
ファーンブロックとニュートロックスサンどちらがいい?
ファーンブロック、ニュートロックスサンともに代表的な飲む日焼け止めの成分ですが両者には違いがあります。
ファーンブロックは、即効性がありますが、効果の持続時間が2~3時間と短時間なものが多くの見直しが必要です。
ニュートロックスサンは、効果が高い上に24時間効果が継続しますが、即効性は無く2ヶ月間以上飲み続けることにより効果が出始めます。
ですので、普段はニュートロックスサンを飲み、外出時にはファーンブロックを飲むという使い方を筆者はしています。
ファーンブロックで有名な製品は、皮膚科でも取り扱っているヘリオケアがおすすめです。
飲む日焼け止めの元祖となる商品です。
ニュートロックスサンでは、インナーパラソルが含有量が多くコストパフォーマンスの良い商品になります。
飲む日焼け止めは塗る日焼け止めと併用するもの
最大で56%の効果ということからも分かる通り、飲む日焼け止めを飲んだからといって日焼けをしなくなるわけではありません。
塗る日焼け止めと併用し、サポートの役割として摂取するのが正解です。
抗酸化作用のある成分が含まれていますので、日焼け対策としてだけではなくアンチエイジングの効果を得たいという方におすすめします。