AGAの遺伝子検査を実施しているクリニックがあります。
それでは遺伝子検査をすると何が理解できるのでしょうか。
AGAの遺伝子検査によってわかることについて解説していきます。
AGAには遺伝子が大きく関わっている
AGAの割合は成人男性の30%に上り、多くの人を悩ませています。
そんなAGAは遺伝子が深く関わっているとされています。
親族にAGAが発症している人がいるのであれば、あなたもAGAになる可能性が高いといえるのです。
AGAの原因となる遺伝子があって、それが遺伝によって受け継がれるため、AGAになります。
AGAの遺伝子検査で原因がわかる
薄毛というのは必ずしも遺伝が原因とは限りません。
ひょっとしたら生活習慣が原因の場合もあります。
原因が何なのかによって、対策の仕方は変わってくるものです。
また、現在薄毛になっていなかったとしても、AGAになる遺伝子を持っている場合は、将来的にAGAになる可能性を秘めているといえます。
そこで、遺伝子検査を受けることによって、AGAの原因を特定することができます。
AGAの原因となる遺伝子はある程度特定されているため、遺伝子検査をすることによって、AGAについて遺伝的なリスクを調べることが可能です。
遺伝子検査によって原因を見極めることができれば、これからどのような薄毛ケアをしていけばいいのかわかります。
また、遺伝子検査を受ければ、これからどのようなタイプの治療薬を利用したほうが効果はあるのかも調べることができます。
治療方針を決めるために役立つ情報を得られるため、AGAの遺伝子検査は幅広く行われるようになっているのです。
AGAの遺伝子検査の流れ
AGAの遺伝子検査をする流れは、遺伝子を採取して、それを専門の検査機関によって検査して、結果を報告するというものです。
直接、クリニックを訪れて遺伝子検査する方法もあれば、検査キットを送ってもらい、それを返送することで検査するクリニックもあります。
唾液を採取することができれば、そこから遺伝情報を調べることが可能ですので、注射をする必要はなく、痛みを感じることなく遺伝子を調べることができます。
ただし、遺伝子検査の結果を知るためには2週間以上の期間がかかってしまうのが普通です。
今すぐに遺伝的リスクを調べることは難しいため、その点は注意しましょう。
AGAの遺伝子検査でどこまでわかるのか
AGAは5αリダクターゼという酵素がジヒドロテストステロンを産生して、それがアンドロゲンレセプターに結合することで引き起こされます。
そして、AGAの遺伝子検査をすると、アンドロゲンレセプターや5αリダクターゼの発現強度を調べることができ、さらに自分に合った薬剤までわかります。
ただし、AGAの遺伝子検査というのは、絶対にAGAになるかどうかを判断できるわけではありません。
あくまでもリスクを判断するものであり、遺伝子検査でリスクが高いと判断されても、実際にはAGAにならなかったというケースもあります。
逆にリスクが低いと評価されても、生活習慣の乱れなどから薄毛になってしまうことがあるのです。
AGAの遺伝子検査の費用について
基本的にAGA治療は自費診療で受けることになり、それぞれのクリニックが自由に値を設定できます。
そのため、それぞれの医療機関によって遺伝子検査の費用は異なります。
基本的には2万円程度の費用で受けられるところが多いです。
これに加えて実際の治療でかかる費用もあります。
毎月、クリニックに通って薬を処方してもらうことになり、AGA治療は最低でも半年以上は継続して行わないと目立った効果が出ないため、合計するとかなりの費用がかかることになるのです。
その点をしっかりと理解したうえでAGAの治療に取り組みましょう。
まとめ
AGAの遺伝子検査についてまとめました。
遺伝子検査を受ければ、AGAの発症リスクや効果のある薬のタイプなどを知ることができます。
気軽に受けることができるため、AGAが気になるならば遺伝子検査を受けてみましょう。