「ホエイ、カゼイン、ソイ」プロテインの種類と違い

ボディメイク

プロテインは筋トレをする人にとっては欠かせないサプリメントであり、かつてはボディビルダーだけが飲むものというイメージを持たれていましたが、最近の筋トレブームに伴い男性のみならず女性やお子様、高齢者の方も摂取するようになってきました。

プロテインという大きなくくりの中にも、さらに細かくホエイプロテインカゼインプロテインソイプロテインと種類が別れていますが、これらの違いについて正しく理解できていますか?

今回は、プロテインの種類や効果に関して

・ホエイプロテイン
・カゼインプロテイン
・ソイプロテイン

にポイントを分けて解説していきます。

自分に合ったプロテインを選んで効率的に筋肉を成長させていきましょう!

プロテインの種類について

ホエイプロテイン

ホエイプロテインはプロテインの中でも最もベーシックなプロテインであり、一般的にプロテイン=ホエイプロテインという認識が持たれています。

ホエイプロテインは牛乳を原料とするプロテインですが、チーズやバターを製造する過程で抽出されるホエイという成分を粉末化したものがホエイプロテインになります。

ホエイプロテインの特徴として、以下の点が挙げられます。

・吸収が早い
・コストが安い

今までプロテインを飲んだことのないという人であれば、まずはホエイプロテインを飲むのが通常です。

吸収が早いという特徴は特に運動(筋トレ)を行ったあとにはメリットとなり、刺激を与えた筋肉に素早くたんぱく質を供給することができます。

筋肉の合成を早めるには素早くたんぱく質をはじめとした栄養素を送り込むことが理想的なので、吸収が早いという特徴が生きてきます。

 

また、コストが安いというのも特徴であり、メーカーにもよりますが、安いメーカーの場合1kgあたり2,000円を切るような価格で購入することができます。
水に溶けやすく、最近のプロテインは美味しい味のものも増えてきたので、気軽に手に取ることのできるサプリメントとなっています。

WPCとWPIに分かれる

ホエイプロテインは更にWPCWPIという種類に分けることができます。

ホエイプロテインの中でも一般的なのがWPC(ホエイプロテインコンセントレート)という種類になります。

牛乳を原料として作られるホエイプロテインですが、WPCの場合乳糖という成分が含まれており、乳製品でお腹を壊しやすいという人の場合、WPCを飲むとお腹が痛くなってしまうという場合があります。

 

一方、WPIは乳糖を可能な限りカットしているので、お腹が弱い人でも飲むことができます。

また、WPIは1杯あたりのたんぱく質含有量が多く、脂質・糖質の量がWPCよりも少ないのが特徴です。

WPCと比較して価格が高くなっていますが、たんぱく質を多く摂取したい人にはWPIがおすすめです。

カゼインプロテイン

カゼインプロテインも牛乳を原料とするプロテインですが、ホエイプロテインとの大きな違いは吸収のスピードにあります。

ホエイプロテインは飲んでから2時間ほどで吸収される一方、カゼインプロテインの場合は7時間〜8時間ほどかけてゆっくりと吸収されていきます。

 

この吸収の遅さを有効に活用できるのが、夜のタイミングになります。

トレーニング直後はホエイプロテインを飲んで素早くたんぱく質を吸収するのが理想的ですが、寝る前のタイミングではカゼインプロテインが有効です。

 

寝ている間は数時間に渡って栄養を摂取できません。

そこでカゼインプロテインを摂取し、ゆっくりと栄養を身体に送り込むことにより、栄養を枯渇させることなく効率的にたんぱく質の吸収が可能になります。
また、カゼインプロテインは腹持ちが良いので、間食として摂取することで空腹を抑えることができます。

ソイプロテイン

ソイプロテインは大豆を原料としたプロテインです。

ソイプロテインの特徴として、カゼインプロテインと同様に吸収が緩やかであるという点があります。

 

また、大豆を原料としているということで、牛乳でお腹を壊しやすい人にもおすすめです。

腹持ちも良く、ホエイプロテインと比べると少しザラザラとした飲み口になっています。

大豆に含まれるイソフラボンという成分は女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きを持つことから、女性が摂取することで女性らしさを保つことにも有効です。

その他のプロテイン

ホエイプロテイン・カゼインプロテイン・ソイプロテインについて紹介してきましたが、その他にもプロテインの種類があります。

非常にマイナーな存在ですが、以下紹介していきます。

 

まずエッグプロテイン。

卵を原料としたプロテインであり、白身の部分を粉末化したプロテインとなっています。
日本ではまだあまり浸透していませんが、海外では有名なボディビルダーも愛用するなど、最近注目を集めています。

 

また、ビーフプロテインというものもあります。
これは牛肉を原料としたプロテインであり、牛肉に含まれる栄養素を吸収できることから、こちらも海外を中心に人気があります。

まとめ

以上、プロテインの種類別に特徴や効果を解説してきました。

吸収時間や効果など、種類によってそれぞれ微妙に異なるプロテインですが、自分にピッタリのプロテインを摂取して健康的な肉体改造を行いましょう。

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